東京湾と都市計画 2
それと同じように、液化ガスや石油の取り扱いバースを外房や3浦半島の地先に設け、タンカーはそこで油や液化ガスをパイプラインに移し替えます。
これらのパイプラインは東京湾内の各工業地域を環状に結びつけるのです。
・・・このようにすれば、東京湾内で液化ガスや油を取り扱うことがなくなりますから、それらを原因とする大災害がおきる危険性はなくなってきます。
早稲田大学のある教授はこの発想をすでにかなり以前から提起しています。
九十九里浜沖合に第二東京港をつくったり、液化ガスや油のパイプラインを東京湾の外側に出すという考え方は、現在のところあくまでも構想の域を出ないが、現実的な提案も動き始めています。
・・・たとえば、茨城県の那珂湊に非常に大きな旧陸軍の射撃練習場がありました。
その土地を使って港を埋め立てによってつくり、そこに東京湾へ入る貨物船の一部を負担させます。
そこから貨物を北関東横断自動車道を使いながら関東地方や東北方面に振りわけていきます。
大型貨物船はなるべく那珂湊を使って東京湾へ入れないようにするという案は、現実的な話として動き出しています。